リモートで語り部と当館ビデオシアターをつなぎ、ライブ方式でお話し会を開催します。語り部はリモート出演となります。

※お話し会当日の同時配信は行いません。後日、資料館公式YouTubeチャンネルにてアーカイブ配信を行う予定です。
※都合により、語り部の変更をする場合があります。

出演者


7月21日(日) 14:00
呉 正男(ご まさお)さん

「台湾出身日本兵  陸軍特別幹部候補生への志願と幻のグライダー戦隊での体験」

1927(昭和2)年8月、台湾斗六市生まれ。
1941(昭和16)年、東京中野区の中学校に留学。
1944(昭和19)年4月、特別幹部候補生として、水戸陸軍航空通信学校に入校。
12月、挺進滑空飛行第1戦隊(グライダー部隊)に配属。
1945(昭和20)年8月、朝鮮北部の宣徳飛行場で終戦を迎える。
9月、ソ連により、カザフスタンのクジルオルダ収容所へ抑留される。
1947(昭和22)年7月、京都府の舞鶴港に体重41kgで復員。

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8月18日(日) 14:00
鈴木 忠典(すずき ただのり)さん

「志願して海軍へ 魚雷艇での戦い」

1928(昭和3)年11月、秋田県生まれ。
1943(昭和18)年、志願し、14歳で海軍横須賀海兵団に入団。水雷学校の訓練科、
更に特別訓練科で魚雷艇の操作を学ぶ。
1944(昭和19)年2月、インドネシア中部のセレベス(セラウェシ)島、メナド海軍基地に配属される。
ソロモン諸島などに来襲するアメリカ艦隊に対し、魚雷艇で出撃を繰り返す。
その後、潜水艦乗務員として、硫黄島への物資輸送を行い、ついで台湾から沖縄への物資輸送の任に就く。
1945(昭和20)年9月、台湾沖洋上で米軍艦により武装解除され、沖縄の収容所へ。
1946(昭和21)年3月、沖縄から長崎県の佐世保港に復員。

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8月24日(土) 14:00
加藤 正喜(かとう まさき)さん

「平壌から徒歩で38度線を越えて」

1931(昭和6)年2月、石川県生まれ。
1943(昭和18)年、父が関東軍に配属となり、満州(現・中国東北部)の公主嶺、新京(現・長春)、奉天(現・瀋陽)へと移り住む。
1945(昭和20)年8月8日、平壌(現・ピョンヤン)に移動。
15日、平壌高等女学校で終戦を知り、その後、集団避難生活を続ける。
その間、石炭運び、遺体運び、傷病者の看護などをする。
1946(昭和21)年7月、家族6人で平壌から京城(現・ソウル)へ1週間徒歩移動。
京城から列車で仁川へ。8月、仁川から福岡県の博多港に引揚げ。

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8月31日(土) 14:00
村田 樹美子(むらた きみこ)さん

「おかっぱキミちゃんの引き揚げ日記」

1937(昭和12)年6月、朝鮮・木浦(モッポ)生まれ。
父は傷痍軍人で、日本人学校の教師を務めていた。
1944(昭和19)年、国民学校入学。終戦時2年生 父母と兄弟、6人暮らし 
終戦後、日本人と朝鮮の人との関係が逆転し、成人男性は出頭を命じられ父も連行される。
残された家族は学校の教え子であった朝鮮の人の助けを得て、二手に分かれて釜山を目指した。
釜山で解放された父とも再会でき、一家揃って引揚船に乗ることができた。
1945(昭和20)9月2日、仙崎港に上陸。

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平和祈念展示資料館 (総務省委託)