斎藤邦雄さん(1920-2013年)は、兵士として中国で約5年間の軍隊生活を送った後、戦後にシベリアで約3年間の抑留生活を強いられました。帰国後はマンガ家となり、コトバだけでは伝えにくい戦争や抑留を、分かりやすいマンガにしました。斎藤さんはこう語っていました。戦争の体験を子どもに伝えられる紙しばいのようなものを作りたかった…。
この春、斎藤さんの想いを受けとめたアニメ作品『シベリア抑留ものがたり』が完成しました。これは、終戦後にシベリアに抑留され家に帰るまでの8年間を描いた、紙しばいのようなアニメ作品です。
この作品の完成を記念して、アニメ上映と、兵士・抑留者・引揚者の体験をより理解できる特別展示を開催します。

◆チラシPDF版はこちら

期 間2023年3月7日(火)~4月2日(日)
会 場平和祈念展示資料館 展示室、ビデオシアター

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、状況により臨時休館や開催期間変更となる場合があります。
 ご来館の前に、ホームページやSNSをご確認ください。

アニメ上映『シベリア抑留ものがたり』(約20分)


各日10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00にビデオシアターで上映します。
斎藤邦雄さんの証言映像(約20分)も同時上映します。

※定期語り部お話し会が開催される3月19日(日)は、10:00、11:00、12:00、16:00に上映します。
※都合により上映中止となる場合があります。

特別展示「マンガでみる兵士・抑留者・引揚者」


展示室の各所で斎藤さんが描いたマンガを紹介します。常設資料とあわせてご覧ください。

斎藤邦雄「美しかった星空」
斎藤邦雄「奥地から避難する婦女子」

平和祈念展示資料館 (総務省委託)