間もなく、日本は戦後80年を迎えます。一方で、世界に目を向けると争いは絶えずどこかで起こっています。戦争になるとどんなことがおこるのか、日本の過去の経験から知り、平和とは何かを考えるきっかけとなる絵画展を開催します。
 本展では、戦争になると生活はどう変わるの? 家族はどうなるの? 戦地では何があったの? など、子どもたちの問いに寄り添えるような、ユーモアのある親しみやすいタッチで戦争体験を描いたマンガや、優しくぬくもりのある絵本の挿絵などを紹介します。これらの作品展示を通して、絵に描かれていることの背景を分かりやすく解説します。現在も戦争で辛い思いをしている人たちに想いを寄せ、子どもたちの抱く疑問を解く手がかりが見つけられる場になることを願っています。

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日 時2025年2月5日(水)~11日(火・祝)
9:00~17:00
会 場九段生涯学習館2階 九段ギャラリー(東京都千代田区九段南1-5-10
入場料無料
後 援千代田区、千代田区教育委員会
協 力昭和館、しょうけい館
■■イベントのご案内■■

学芸員とのおしゃべり鑑賞会(事前申込不要)
2月8日(土)、9日(日)、11日(火・祝) 各日13:30開始(約30分)
展示している絵の前で、学芸員といっしょにお話ししながら作品を見てみましょう。おとなも子どももご参加いただけます。
※参加者多数の場合は、入場制限する場合があります。ご了承ください。

ワークシートをさしあげます(期間中いつでも)
展示している絵を楽しみ、より身近に感じるための手がかりにしてください。

展示会場をめぐってスタンプを集めましょう!(グッズ引き換え期間 2025年2月5日から4月20日まで)
九段生涯学習館で開催する特別展「戦争になるとどうなるの?」と帰還者たちの記憶ミュージアム(西新宿)で開催する企画展「凍りの掌」原画展の2か所の展示会場をめぐり、特別展チラシにスタンプを押しましょう。スタンプを揃えた方には、オリジナルグッズをさしあげます。
※チラシをお持ちでない方には展示会場で差し上げます。
■■昭和館・しょうけい館との連携企画■■
九段生涯学習会館に近接している昭和館、しょうけい館では、この特別展と連携した企画を実施します。

昭和館
ニュースシアターで関連する映像の上映を行うほか、図書室で関連図書を紹介します。
※2月10日(月)休館。期間中、常設展示室はお休みです。
●昭和館の情報はこちら

しょうけい館
戦傷病者の証言映像を上映するほか、関連図書を図書室で紹介します。
※2月10日(月)休館
●しょうけい館の情報はこちら    

『平和の礎』選集4 表紙 ©北野美子
兵士として戦地へ行く息子を見送る母と妹。
「戦地へ発つ日」 ©斎藤邦雄
父のシベリア抑留体験を描いたマンガ作品。
『凍りの掌 シベリア抑留記』表紙 ©おざわゆき/講談社
戦争に負け、海外にいた日本人は住むところを追われた。
「帰れ!」 ©ちばてつや

平和祈念展示資料館 (総務省委託)