平和祈念展示資料館では、戦争体験者の労苦を伝える活動のひとつとして他館との交流事業を行っています。今年度は、錦町立人吉海軍航空基地資料館(愛称:山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム)と連携し展示会を開催します。
戦争が終結したにも関わらず、シベリアを始めとする旧ソ連やモンゴルへ連れて行かれ、乏しい食料と劣悪な生活環境の中で過酷な強制労働に従事させられた「戦後強制抑留者」。その中の一人、斎藤邦雄さん(1920-2013年)は、帰国後に自身の抑留体験をマンガにしました。本交流展では、3年間のラーゲリ(収容所)での生活を描いた斎藤さんのマンガ作品と、抑留者たちの命を支えたモノ資料を展示します。
また展示会場内では、斎藤さんが描いたマンガをもとに制作したアニメ作品『シベリア抑留ものがたり』とご自身の証言映像をあわせて上映します。
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日 時 | 2023年7月1日(土)~8月31日(木) 9:00~17:00 |
会 場 | 山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム 多目的ホール 熊本県球磨郡錦町木上西2-107 |
主 催 | 錦町立人吉海軍航空基地資料館、平和祈念展示資料館 |
後 援 | 熊本県、熊本県教育委員会、熊本県錦町、錦町教育委員会 |
関連イベント
■ギャラリートーク■
7月1日(土)、2日(日)、8月5日(土)、6日(日)各日11:00~/13:00~(約30分)
平和祈念展示資料館の学芸員による展示解説を行います。 ※予約不要・参加無料
■工作ワークショップ「ビー玉で星空まんげきょうを作ろう」■
8月5日(土)、6日(日)9:00~16:00
シベリア抑留者が見た星空をイメージしながら、万華鏡をつくります。 ※予約不要・参加無料