伝える 未来へつなぐ想い

平和祈念展示資料館では、さきの大戦での兵士、戦後強制抑留者、海外からの引揚者の方々の労苦についての理解を深める機会を提供するため、全国で展示会を開催しています。
平成28年8月は、鹿児島県南さつま市で開催します。

日 時8月5日(金)~8月16日(火)
9:00~18:00
会 場南さつま市総合保健福祉センター
ふれあいかせだ1階 いにしへホール・ロビー
(鹿児島県南さつま市加世田川畑2641-2)
入場料無料
後 援鹿児島県、鹿児島県教育委員会
南さつま市、南さつま市教育委員会
出展数204点

「平和祈念展in南さつま」では、当資料館が所蔵する代表的な実物資料のほか、漫画家・斎藤邦雄氏が自身の抑留体験をもとに描いた作品を特別に展示します。

主な展示内容
「兵士」:兵役に関する公文書、装備品など
「戦後強制抑留者」:抑留生活中の作業衣、生活用品など
「海外からの引揚者」:引揚げ時の混乱を示すメモ、書類など

<特別展示>
『漫画家・斎藤邦雄が描いたシベリア抑留』
斎藤邦雄氏は、中国や満州(現・中国東北部)での軍隊生活の後、3 年近くシベリアに抑留され、収容所生活を送りました。昭和23(1948)年に帰国した後、自身の体験をもとに多くのマンガやエッセイを発表されました。この特別展示では、親しみやすく、あたたかみのあるタッチで描かれた斎藤氏の作品を紹介します。

<ワークショップ>
『自分だけの新聞を作ろう!』
夏休みの自由研究として、展示会場をまわってオリジナルの新聞を作る体験学習です。
会期中毎日実施します。

臨時召集令状(いわゆる赤紙)
亡くなった赤ん坊のおむつで作った
子ども用ワンピース
両袖をパンと交換した袖なしの防寒外套
<特別展示>
斎藤邦雄《点呼》

平和祈念展示資料館 (総務省委託)