平和祈念展示資料館では、第二次世界大戦における、兵士、戦後強制抑留者、海外からの引揚者の労苦について、国民の理解を深めるための活動の一つとして、他館と連携した交流展を行っています。令和4年度は、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館との交流展を開催します。

知覧特攻平和会館では、大戦末期の沖縄戦において、航空特攻作戦により散華された陸軍特別攻撃隊員1,036名の遺影や遺書、遺品等を展示しています。航空特攻とは主として、爆弾を着装した航空機にパイロットが搭乗したまま、敵の艦船に体当たりする「必死」の作戦です。亡くなった特攻隊員は17歳から32歳、平均年齢21.6歳の若者たちでした。
本交流展では、知覧特攻平和会館の所蔵資料を借用し、特攻隊員が家族や恋人に宛てた手紙や遺品等をエピソードとともに紹介します。息子として、兄として、夫や父として、大切な人へ最期の言葉を遺し、知覧基地から「十死零生」の還らざる空へと飛び立った特攻隊員たちの姿に迫ります。

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日 時 2022年4月26日(火)~7月3日(日)
9:30~17:30 (入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日
会 場 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー
主 催平和祈念展示資料館、知覧特攻平和会館 

出撃前の特攻隊員(知覧特攻平和会館 所蔵)
母親に宛てた遺書(知覧特攻平和会館 所蔵)
出撃の見送りに敬礼で応える特攻隊員(知覧特攻平和会館 所蔵)
家族への想いを綴った日記(知覧特攻平和会館 所蔵)

平和祈念展示資料館 (総務省委託)