平和祈念展示資料館では他館と連携した交流展を行っています。この度は、鹿児島県南さつま市の万世特攻平和祈念館と連携し平和祈念交流展を実施します。
日本三大砂丘の吹上浜に、昭和19(1944)年の終わり頃、陸軍最後の飛行場が建設されました。しかし、終戦間際のわずか4か月しか使われなかったので、『幻の特攻基地』といわれています。この万世飛行場から、17歳の少年飛行兵を含め200人近い特攻隊員たちが、国を護るために沖縄へと出撃しました。
今回の交流展では、万世特攻平和祈念館が所蔵する資料の中から、特攻隊員たちがこの世に書き残した遺書や手紙などを、パネルと関連資料で紹介します。

日 時平成28年4月26日(火)~6月26日(日)
9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:5月23日(月)
会 場平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

■同時期開催:「シベリア強制抑留 いろはかるた」
                     (会場:万世特攻平和祈念館)

関連イベント


加世田いにしへガイドが語る「万世飛行場と特攻隊員」

南さつま市で、加世田いにしへガイドとして万世特攻平和祈念館などの案内をされている福元拓郎氏が、
「幻の特攻基地」と呼ばれる万世飛行場について、また、そこから飛び立って行った特攻隊員の
遺書・手紙等について解説します。(約60分)
日時:6月4日(土)、6月5日(日)
          各日14:00~

映画・ドキュメンタリー上映会

「紙屋悦子の青春」
終戦間近の鹿児島を舞台に、海軍航空隊に所属する2人の若者と、純朴な女性との切ない恋と友情を描いた作品。(111分)
監督/黒木和雄 主演/原田知世/2006年 ©2006「紙屋悦子の青春」パートナーズ
日時:5月14日(土)、6月11日(土)
          各日14:00~

「塔は黙して語らず 特攻” 義烈空挺隊” の真実」
昭和20(1945)年5 月24 日、沖縄の米軍飛行場に強行着陸し、航空機及び軍事施設を破壊して基地を制圧する作戦を行った義烈空挺隊の真実を様々な資料から検証したドキュメンタリー作品。(47分)
製作/MRT宮崎放送/1998年
日時:5月21日(土)、6月18日(土)
          各日14:00~

「語らずに死ねるか! 無名の元兵士たちの声」
これまで沈黙を守ってきた旧日本軍の元兵士たちが自らの戦争体験を語り始めた。元兵士の声のドキュメント作品。 (44分)
監督/長尾栄治 製作/吉丸昌昭 企画・製作/株式会社ユニモト/2009年
日時:5月28日(土)、6月25日(土)
          各日14:00~

万世特攻平和祈念館紹介映像の上映


「幻の陸軍最後の特攻基地・・・至純の心を子孫に・・・」を上映します。(28分)
監修/苗村七郎 製作/株式会社民芸閣/1997年
会期中、イベント時を除く毎日14:00~

平和祈念展示資料館 (総務省委託)