秋の特別イベントとして、戦争に翻弄されながらもひたむきに
生きてきた人たちを描いた2つの物語を上演します。

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日 時11月3日(土・祝)・11日(日) 13:00~/15:00~
11月4日(日)・10日(土)   11:00~/14:00~
会 場平和祈念展示資料館 ビデオシアター
料 金無料

一人芝居「父さんはとうとう帰って来ませんでした」


満州(現・中国東北部)からの引揚体験を綴った江頭ふみ子さんの手記をもとに、劇団キンダースペースの瀬田ひろ美さんが、ギターの生演奏とともに一人芝居として上演します。ソ連軍侵攻後、混乱状態の満州で我が子を守りながら、難民孤児の救済に力を尽くした1人の女性の姿を描きます。
出征した夫と再会できないまま、日本に帰国しなければならなかった主人公を通して、引揚者の労苦を伝えます。

日時:11月3日(土・祝)、13:00~/15:00~ (公演時間約45分)
原作:江頭ふみ子(労苦体験手記集『平和の礎』より)
出演:瀬田ひろ美(劇団キンダースペース)
ギター演奏:下梶谷雅人
協力:劇団キンダースペース

瀬田ひろ美

■■プロフィール■■
瀬田ひろ美(せたひろみ)
女優、声優、演劇ワークショップ・朗読講師。劇団キンダースペース所属。
代表作に「ハムレット」ガートルード、「牡丹灯籠」お峰、「フェードル」フェードル。
モノドラマ「魔術」(芥川龍之介)、「藤十郎の恋」(菊池寛)等。

リーディング公演「ソ連軍の交戦とシベリア抑留記」


満州でのソ連軍との戦闘とその後のシベリア抑留体験を綴った西川勝さんの手記を、新国立劇場演劇研修所の宮田慶子所長の構成・演出にて、同研修所を終了した俳優がリーディング形式で上演します。
ソ連軍との激戦と撤退による逃避行の果てに収容所に連行され、
1年半に及ぶ抑留生活を送った青年の物語です。
厳しい環境の中での労働、飢えや病気の苦しみなど、
シベリア抑留の過酷さが描かれています。

日時:11月11日(日)、13:00~/15:00~ (公演時間約60分)
原作:西川勝(労苦体験手記集『平和の礎』より)
構成・演出:宮田慶子(新国立劇場演劇研修所長)
出演:寺内淳志(第7期修了)、髙倉直人(第10期修了)、
   小比類巻諒介(第11期修了)
協力:新国立劇場演劇研修所

※「一人芝居」「リーディング公演」は、当日9時30分より先着順に整理券を配布します。
定員(70名)になり次第、配布終了となりますのでご了承ください。

寺内淳志
髙倉直人
小比類巻諒介

名作映画上映会

「禁じられた遊び」
日時:11月4日(日) 11:00~/14:00~(上演時間86分)
監督:ルネ・クレマン
出演:ブリジット・フォッセー、ジュルジュ・プージュリィ
1952年製作

「禁じられた遊び」
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「日本戦没学生の手記 きけ、わだつみの声」
日時:11月10日(土) 11:00~/14:00~(上演時間107分)
監督:関川秀男 脚本:舟橋和郎
出演:沼田曜一、伊豆肇
1950年公開

「日本戦没学生の手記 
きけ、わだつみの声」©東映

平和祈念展示資料館 (総務省委託)