秋の特別イベントとして、戦争に翻弄されながらもひたむきに
生きてきた人たちを描いた2つの物語を上演します。
日 時 | 平成29年10月7日(土)、11月3日(金・祝) 10月7日(土) 13:00~/15:00~(約45分) 11月3日(金・祝) 14:00~(約60分) |
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会 場 | 平和祈念展示資料館 ビデオシアター |
一人芝居「父さんはとうとう帰って来ませんでした」
満州(現・中国東北部)からの引揚げ体験を綴った江頭
ふみ子さんの手記をもとに、劇団キンダースペースの
瀬田ひろ美さんが一人芝居として、ギターの生演奏と
ともに上演します。
この作品では、ソ連軍侵攻後、混乱状態の満州で我が子を守りながら、難民孤児への救済に力を尽くした1人の
女性の姿を描きます。出征した夫と再会できないまま、日本に帰国しなければならなかった主人公を通して、
引揚者の労苦を伝えます。
日時:10月7日(土)、13:00~/15:00~ (約45分)
原作:江頭ふみ子(労苦体験集『平和の礎』)より
出演:瀬田ひろ美(劇団キンダースペース)
ギター演奏:下梶谷雅人
■■プロフィール■■
瀬田ひろ美(せたひろみ)
女優、声優、演劇ワークショップ・朗読講師。劇団キンダースペース所属。
代表作に「ハムレット」ガートルード、「牡丹灯籠」お峰、「フェードル」フェードル。
モノドラマ「魔術」(芥川龍之介)、「藤十郎の恋」(菊池寛)等。
一人語り「歸鄕」
「戦争について考え続けることがライフワーク」と語る、作家・浅田次郎さんが、戦争によって日常を壊された人々を描き、第43回大佛次郎賞を
受賞した短編小説集『帰郷』。
この表題作を女優の三咲順子さんが、楽器の演奏とともに一人語りで
演じます。
戦後まもない東京で、故郷に帰らずに街を彷徨う帰還兵。そんな彼が、
闇市でふと出会った女性に自分が帰郷できない理由を話しはじめます。
名もなき人々の矜持ある生を描いた物語です。
日時:11月3日(金・祝)、14:00~(約60分)
原作:浅田次郎『帰郷』より
出演:三咲順子(女優、音楽家)
■■プロフィール■■
三咲 順子(みさき じゅんこ)
東京都出身。
女優、音楽家としてステージやテレビドラマ、コマーシャル出演などで
活躍。 2002年よりピアノを弾き、演じる、独自のスタイル「一人語り」をライフワークとして各地で上演。
病院や老人ホーム、被災地での朗読やコンサートにも力を注いでいる。