ゴールデンウィーク期間にあわせて、語り部の方から貴重な戦争体験談を聞くことができるお話し会を開催します。
このイベントは、企画展示コーナーにて4月26日(火)から開催する交流展「息子として、兄として、父として 特攻隊員が遺した言葉 知覧特攻平和会館 所蔵資料展」の関連企画となります。

※座席は先着順です。定員(36名)になり次第、締め切りとさせていただきますのでご了承ください。
※立ち見は禁止とさせていただきます。
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況によって、中止になる場合がございます。

日 時2022年5月3日(火・祝) 14:00~
2022年5月4日(水・祝) 14:00~
2022年5月5日(木・祝) 11:00~/14:00~
場 所平和祈念展示資料館 ビデオシアター
料 金無料
YouTubeの平和祈念展示資料館公式チャンネルにて同時配信をします。
*視聴にはインターネットに接続できる環境が必要です。
*念のため開始時間5分前には視聴開始することをおすすめいたします。

出演者


上野 辰熊(うえの たつくま)さん

「特攻寸前で終戦となった少年飛行兵」
5月3日(火・祝) 14:00~ (約60分)

昭和3(1928)年3月、山口県生まれ。
昭和18(1943)年10月、陸軍少年飛行兵として大刀洗陸軍飛行学校に入校。
陸軍生徒として基礎訓練を受ける。
昭和19(1944)年4月、飛行兵採用、同校京城教育隊へ配属。
九五式中練(赤トンボ)による飛行訓練を受け、操縦技術を習得。
8月、平壌(現・ピョンヤン)で九九式襲撃機の搭乗員となり、助教要員として訓練や特攻機の受領輸送などに従事する。
昭和20(1945)年5月、鹿児島県の万世飛行場で沖縄航空作戦中の飛行第66戦隊に転属、出撃待機するが、沖縄戦が終結したため、7月に大刀洗北飛行場へ転進。
終戦後、部隊は解散し、山口県の叔父の家で生活を送る。


呉 正男(ご まさお)さん

「台湾出身日本兵 ―幻のグライダー戦隊とカザフスタン抑留体験―」
5月4日(水・祝) 14:00~ (約60分)

昭和2(1927)年8月、台湾斗六市生まれ。
昭和16(1941)年、東京中野区の中学校に留学。
昭和19(1944)年4月、特別幹部候補生として水戸陸軍航空通信学校に入校。
12月、滑降飛行戦隊(グライダー特攻隊)に配属。
昭和20(1945)年8月、朝鮮北部の宣徳飛行場で終戦を迎える。
9月、ソ連により、カザフスタンのグジルオルダ収容所へ抑留される。
昭和22(1947)年7月、京都府の舞鶴港に体重41kgで復員。


桑代 照明(くわしろ てるあき)さん

5月5日(木・祝) 11:00~/14:00~ (約45分)

昭和31(1956)年9月、鹿児島県川辺郡知覧町(現・南九州市)生まれ。
実母は知覧高等女学校の生徒で、特攻隊員が出撃する間の23日間、特攻隊員の身の回りのお世話(奉仕活動)をしていた「なでしこ隊員」であった。
平成30(2018)年4月、平和であることの大切さについて後世に語り継いでくれないかと母親達に託され、知覧特攻平和会館の語り部となる。
修学旅行、平和学習等で来館した小・中・高校生に対し、「命の尊さ、家族愛、平和の大切さ」について講話している。

平和祈念展示資料館 (総務省委託)